この記事では楽天モバイルとUQモバイルの併用について詳しく解説します。
私はこれまで、お得に携帯を利用するためにさまざまな格安SIMを渡り歩いてきました。
そのなかで、楽天モバイルとUQモバイルの併用が魅力的であることに気が付きました。
今回はこれまで様々な会社の格安SIMを使い倒している私が、楽天モバイルとUQモバイルの併用について解説します。
目次
楽天モバイルとUQモバイル併用のメリット
わざわざ2つの格安SIMを併用する意味って何?
このように感じる方も多いと思いますが、意外と便利なことがたくさんあります。
ここでは、楽天モバイルとUQモバイル併用のメリットについていくつか紹介します。
2つの電話番号が持てる
楽天モバイルとUQモバイルを併用することの一番のメリットは、2つの電話番号を持つことができることです。
別に2つも番号いらないよ。。
と感じる人も多いかと思いますが、意外に使い道はあります。
それは本人認証に利用することです。
最近は、アプリやWEBサービスなどについて、複数アカウント作成を防止するためにSMS(ショートメッセージ)による本人確認が必要なものが増えてきています。
一方で、本人確認に電話番号を登録したくない人も多いのではないでしょうか。私もその一人です。
私は昔にあるサービスに登録したところ、営業の電話やショートメールが頻繁にくるようになってしまい、むやみやたらに電話番号を登録しないようにしました。
2つの電話番号があれば、片方の番号(サブ機)を本人確認用として利用することで、もう片方の番号(メイン機)に迷惑電話などが架かってくるリスクを抑えることができます。
通信障害をカバーできる
楽天モバイルとUQモバイルを併用することで、一方の回線が通信障害を起こしても、もう一方の回線でカバーできます。
楽天モバイルは自社回線、UQモバイルはau回線を利用しているため、同時に障害を起こさない限りはそれぞれの回線をカバーすることができます。
最近は地震なども多く、いざというときのための備えが重要になってきていますので、2つの回線を持つことは大きなメリットです。
楽天モバイルとUQモバイルを併用した場合の月額料金
楽天モバイルとUQモバイルそれぞれの月額料金
楽天モバイルとUQモバイルを併用した場合の月額料金については、それぞれどのプランを契約するかによって異なります。
まず最初に、楽天モバイルとUQモバイルの料金について確認してみましょう。
会社 | 料金 | 回線速度 | 制限時最大速度 | 通話定額プラン | データ追加購入費用 | 初期費用 |
楽天モバイル | ~3GB:1,078円 ~20GB:2,178円 20GB~:3,278円 ※料金プランは自動で変動 |
平均ダウンロード速度: 129.52Mbps 平均アップロード速度: 34.88Mbps |
制限なし | 15分:1,100円 ※アプリ利用で通話料無料 |
- | 0円 |
UQモバイル | 【通常】 4GB:2,365円 15GB:3465円 20GB:3,278円 【最大割引適用時】 4GB:1,078円 15GB:2,178円 20GB:3,278円 |
平均ダウンロード速度: 108.9Mbps 平均アップロード速度: 17.02Mbps |
最大1Mbps | 10分:880円(月20GBプランは無料) 無制限:1,980円 |
100MB:220円 500MB:550円 |
3,850円 |
それぞれの格安SIMについて、データ通信量に応じて料金が異なります。
楽天モバイル、UQモバイルともに3つの料金プランがあり、それぞれを組み合わせたときの料金プランは以下通りです。
料金プラン組み合わせ | 料金 |
UQモバイル:3GB 楽天モバイル:~3GB (合計:月6GB~利用可能) |
UQモバイル:1,078円(最大割引適用時) 楽天モバイル:1,078円 合計:2,156円 |
UQモバイル:3GB 楽天モバイル:~20GB (合計:月~23GB利用可能) |
UQモバイル:1,078円(最大割引適用時) 楽天モバイル:2,178円 合計:3,256円 |
UQモバイル:3GB 楽天モバイル:20GB~ (データ通信無制限) |
UQモバイル:1,078円 楽天モバイル:3,168円 合計:4,246円 |
UQモバイル:15GB 楽天モバイル:~3GB (合計:月6GB~利用可能) |
UQモバイル:2,178円(最大割引適用時) 楽天モバイル:1,078円 合計:3,256円 |
UQモバイル:15GB 楽天モバイル:~20GB (合計:月~23GB利用可能) |
UQモバイル:2,178円(最大割引適用時) 楽天モバイル:2,178円 合計:4,356円 |
UQモバイル:15GB 楽天モバイル:20GB~ (データ通信無制限) |
UQモバイル:2,178円 楽天モバイル:3,168円 合計:5,346円 |
UQモバイル:20GB 楽天モバイル:~3GB (合計:月6GB~利用可能) |
UQモバイル:3,278円 楽天モバイル:1,078円 合計:4,356円 |
UQモバイル:20GB 楽天モバイル:~20GB (合計:月~23GB利用可能) |
UQモバイル:3,278円 楽天モバイル:2,178円 合計:5,456円 |
UQモバイル:20GB 楽天モバイル:20GB~ (データ通信無制限) |
UQモバイル:3,278円 楽天モバイル:3,168円 合計:6,446円 |
おすすめの料金組み合わせ
私のおすすめは、UQモバイルを月4GBプランに固定することです。
理由は、楽天モバイルはデータ通信量に応じて料金が自動で変動するからです。
メイン機を楽天モバイル、サブ機をUQモバイルとして使うことをおすすめします。
楽天モバイルとUQモバイルの特徴的なサービス
楽天モバイルとUQモバイルにはそれぞれ特徴的なサービスがあります。
これらのサービスを活かすことでデータ通信量を節約するなど、お得に利用することが可能ですのでぜひともご確認ください。
楽天モバイルの特徴的なサービス
通信量に応じて料金が変わる
楽天モバイルは通信量に応じて料金が異なります。
3GBまでであれば1,078円、20GBまでであれば2,178円、20GBを超えたらいくら使っても3,278円です。
また、使いすぎてしまっても自動で料金が変わるのが良いです。
どこの会社も、大抵は事前に何GBのプランにするか決めて、超えた分は追加料金を払う形になります。
そもそも事前にどのくらい使うかわからないし、超えたときの追加料金が1GBで500円くらいするのでかえって高くつきます。
その点、楽天モバイルの場合は使ったデータ量に応じてプランが自動で切り替わるので、無駄がないです。
繰り返しですが、20GBを超えた場合はいくら使っても料金が3,278円です。
これが最強です。
3,278円でデータ量を無制限に使用できるところは楽天モバイルしかありえません。
これはほかの会社には絶対真似できないところです。
これが私が楽天モバイルを使う最大の理由になります。
ただ、自分はそこまでネットを使わないから別に、、、って思った方もいますよね?
この次に説明しますが、楽天モバイルではテザリングをすればパソコンやFire TV Stickなど他の複数の端末でネットが利用できる(同時接続可)ので、自宅や外出先などでもスマホ以外でネット使い放題になります。
テザリングを利用するとどこにいてもネット使い放題
上記でも説明した通り、楽天モバイルではテザリングをすれば楽天モバイルの回線をWi-Fiのように飛ばして、パソコンやFire TV Stickなど他の複数の端末でネット利用できる(同時接続可)ので、自宅や外出先などでもスマホ以外でネット使い放題にすることができます。
つまり、家でネットをひく必要がないので、楽天モバイルの料金(3,278円)で、すべてのネットを使い放題にできます。
これが個人的に楽天モバイルが最強の理由です。
私の場合は、パソコンを使って外で仕事をすることも多いため、楽天モバイル回線を利用して、どこでもネットを使ってパソコン作業ができます。
楽天モバイルアプリの利用で国内通話が無料
楽天モバイルが提供している「Rakuten Link」というアプリを利用して通話することで国内通話が全て無料です。
これもなかなか素晴らしい点です。
かける相手がどこでも、無料で通話し放題となります。
今の時代、友達同士の通話などであれば、LINEで通話できるので通話料はかかりませんが、例えば市役所などへの電話やどこかに問い合わせる時、折り返しの電話やその他企業などあらゆる通話がタダになるのは地味にありがたいです。
私は電話する機会が多いので、以前は月に1,000円くらいかかっている時もありましたが、楽天モバイルにしてからは0円になったので助かっています。
エンタメコンテンツが無料で利用可能
楽天モバイルを契約することで下記のエンタメコンテンツを無料で視聴することができます。
下記のコンテンツに興味がある人にとってはめちゃくちゃラッキーですね。
こういったのも楽天は結構太っ腹です。
無料で利用できるコンテンツ
- NBA全試合無料
- パリーグ全試合無料
- YoutubePremium初回3ヶ月無料
- 楽天マガジン&楽天ミュージックが初回90日無料
他社からの乗り換えで楽天ポイントがもらえる!
家族1人だけ格安スマホを使う場合は、絶対に紹介キャンペーンを利用してください。
使わないとめちゃくちゃ損します!
新規契約もしくはMNP以外からの乗り換えの場合は6,000円分、MNP他社からの乗り換えであればなんと13,000円分のポイントが還元されます。
大手キャリアのように、オプションの加入などは一切不要です。
SIMカード到着後に、さきほど紹介した「Rakuten Link」を使って10秒以上の通話するだけでオッケーです。
キャンペーンの詳細については下記をご覧下さい。
私からの紹介キャンペーンを受けるには以下リンクにアクセス後、画面右上の「お申込み」ボタンを押せば参加完了です。
また申し込みには楽天IDが必要となりますので、持っていない人は事前に作成してください。
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UQモバイルの特徴的なサービス
自宅セット割で基本料金が大幅値引き
自宅セット割とは、auでんきやauひかりなどのインターネットサービスをセットで契約することで、UQモバイルのスマホ料金が割引になるサービスです。
おうち割を利用することで、例えば月15GBのプランであれば2,178円で利用することが可能です。
プラン | 基本料金 | 割引後の料金 (おうち割・PayPayカード割適用) |
ミニミニプラン ~4GB |
2,365円 | 1,078円(1,287円割引) |
トクトクプラン 1~15GB |
990円~3,465円 | 990円~2,178円(最大1,287円割引) |
コミコミプラン ~20GB |
3,278円 | 3,278円(割引なし) |
UQ親子応援割にて基本料金が大幅値引き
家族でUQモバイルを契約する際、18歳以下の人がいればUQ親子応援割が適用されます。
対象プランは月20GBのコミコミプランのみですが、18歳以下の人だけでなく、家族全員が割引の対象になります。(12ヶ月限定です。)
月20GBが1,958円で利用できるため、非常にお得です。
さらに、18歳以下の人に限り、データ量が10GBプラスされるので、月30GBを1,958円で利用できます。(12ヶ月限定です。)
なお、さきほど紹介した自宅セット割とは併用できないので注意が必要です。
対象者 | 基本料金 | 割引後の料金 |
18歳以下の家族 | 3,278円 | 1,958円(1,320円割引) データ量が月10GB加算 |
その他の家族 | 3,278円 | 1,958円(1,320円割引) |
端末購入割引が豊富
UQモバイルでは他社からの乗り換えと同時に端末を購入した場合、auPAY残高に最大10,000円相当のポイントが還元されます。
また、端末購入と同時に、今使っている端末を下取りに出すことが可能であり、最大100,100円相当のポイントが還元されます。
さらに、トクトクプラン、コミコミプランの場合は基本データ容量を増量するオプションサービス「増量オプションⅡ(月額550円)」に加入することで端末購入料金が最大22,000円割引となります。
楽天モバイルとUQモバイルを併用する際の端末について
楽天モバイルとUQモバイルを併用する場合、端末をどうするか決める必要があります。
具体的には「2台持ちをする」「1台で複数回線を利用」する2つです。
なお、私のおすすめは2台持ちです。この後詳しく解説します。
1台持ち | 2台持ち | |
メリット | ・追加で端末を購入する必要がない | ・用途に応じて端末をわけることができる ・バッテリー持ちがよくなる(分散される) ・片方の端末が壊れてももう片方の端末を利用できる |
デメリット | ・電池持ちがよくない ・対応していない端末がある |
・端末料金がかかる ・持ち歩くのに手間がかかる |
端末を2台持ちをする
楽天モバイルとUQモバイルを併用する場合は、端末を2台持ちすることをおすすめします。
理由は、準備が簡単だからです。
追加で契約する格安SIMと端末を買うだけでOKです。
また、端末が2台あるというのは意外に役立つことが多いというメリットもあります。
例えば、端末の充電が切れてしまった場合、1台持ちであれば充電するしかありませんが、2台持っていればサブ機を使えば問題ありません。
残量が少ない、後で充電しようと思いながらも、結局充電を忘れて外に出てしまうことはありませんか?
(私は結構あります。笑)
今の時代、移動の最中にスマホを使えないというのはかなりの苦痛になります。
サブ機があればそのような心配もありませんので、役に立つことが多いのです。
一方、デメリットとしては2台目の端末を買う費用が必要なことや、2台の端末を持ち運ぶのが手間という点をあげられます。
1台(デュアルSIM対応端末)で複数回線を利用する
複数の回線をひとつの端末で利用することも可能です。
ただし、利用する端末がデュアルSIMに対応している必要があります。
2020年以降に発売された端末であればほぼ全ての端末が対応していますが、今利用している端末を引き続き利用したい場合は自分の端末がデュアルSIMに対応しているか確認する必要があります。
SIMには物理的なカードを利用する「SIM」と、デバイスに内蔵されている「eSIM」の2つがあります。
さらに細かくいうと、物理的なSIMカードは「nanoSIM」「microSIM」「標準SIM」3つの大きさがあるので注意してください。
楽天モバイルとUQモバイルともに全てのSIM(eSIM)を利用することができます。
新たに回線を契約する場合は、利用する端末に適したSIMを選ぶようにしましょう。
なお、iphoneにおいてはSIM×eSIM、eSIM×eSIMの組み合わせに対応しており、Androidの場合はSIM×eSIMの組み合わせであることが多いです。
(端末によって異なりますので、必ず自分の利用する端末は確認してください。)
eSIMの設定方法
物理的なSIMカードを使う場合は、端末にSIMカードを挿入するだけでよいので簡単です。
一方、eSIMを使う場合は少し手順が複雑です。
すでにUQモバイルを利用していて、あらたに楽天モバイル(eSIM)を契約する場合は、以下手順を実施する必要があります。
楽天モバイル(eSIM)の操作手順
- my楽天モバイルアプリにログイン
- 楽天回線の開通、モバイル通信プランを追加
- デフォルト回線(音声・メッセージ)を選択(楽天モバイルをおすすめします。)
- デフォルトのデータ通信回線を選択(楽天モバイルをおすすめします。)
文字だけで分かりにくい場合は、以下楽天モバイル公式サイトの動画をご確認ください。とてもわかりやすいです。
すでに楽天モバイルを利用していて、あらたUQモバイルを契約する場合は、以下手順を実施してください。
povo(eSIM)の操作手順
- eSIMプロファイルをダウンロードする
- デフォルト回線(音声・メッセージ)を選択(楽天モバイルをおすすめします。)
- デフォルトのデータ通信回線を選択(楽天モバイルをおすすめします。)
UQモバイルに関しても、公式ホームページにて解説動画がありますので、そちらを参考にしてください。
なお、ほとんどの端末ではAPN設定が必要なので、こちらも合わせて実施しましょう。
楽天モバイルとUQモバイル併用のデメリット
ここでは楽天モバイルとUQモバイルを併用する際のデメリットについて紹介します。
料金が高い
当然ですが、複数の回線を契約すれば料金は高くなります。
楽天モバイルとUQモバイルの併用は最安で月2,156円で利用できるため十分安いのですが、明確な目的がないのであれば楽天モバイルだけで十分です。
Rakuten Linkの通話品質が低め(楽天モバイル)
楽天モバイルでは「Rakuten Link」アプリを利用することで通話料が無料になるとお伝えしましたが、少しだけ通話品質が悪いです。
具体的には、声が少しだけ遅れて聞こえることがあります。
ネットの口コミを見ると、場所によっては繋がりが悪かったり電話が切れることもあるようです。
ただし、私の場合はお店に電話をするなど、1分前後の会話で終わることがほとんどなので不便に感じたことはありません。
それでもどうしても気になるという人は、アプリを利用しないで電話をするのもひとつの手段です。
楽天モバイルでは、1回15分以内の通話がし放題になる月額オプション(1,100円)、UQモバイルでは1回10分以内の電話であれば通話がし放題になる月額オプション(880円)品質も気にするかたはこちらのオプションに加入することをおすすめします。
まとめ
この記事では楽天モバイルとUQモバイルの併用について解説しました。
メイン機を楽天モバイル、サブ機をUQモバイルにするのがおすすめです。
これを機に楽天モバイルとUQモバイルを契約してみてはいかがでしょうか?
スマホなどのガジェットが大好き。
現在3台のスマホと格安SIMを使っており、常に格安SIMの価格と性能を追い求めている。